フェス物販…既存顧客を大事にしてほしい話
始めたてなのでマメに更新したい気持ちで考えてみました。
あんステフェスティバルの物販情報が解禁されて以降、色々と物議をかもしていますね。
今日9/22に初日を迎えましたが、
一番最初の時間帯にペンライトが売り切れる
過去グッズが全てあると書いてあったのに個ブロがない
会場の窓が開いているからネタバレが凄い
物販待機列が結婚式会場で邪魔になってる
などこれでもかというほどTwitterのTLが荒れています。
事前に主に挙げられていた不満点は
①物販会場と会場が別、かつ遠い
②整理券が抽選制で当選する可能性が読めない
③整理券に当選したとしてもグッズの在庫が無い可能性がある
④チケットを持っていなくても参加できるが、チケットを持っている人への配慮なし
⑤トレーディング商品の種類が過去最多であるが、公式に用意されているトレーディングエリアがない。
⑥これらの情報を事前通販の時点で開示していなかった
と、こんなところでしょうか。
一つ感じたのは、参加者側からの主観的な荒れ方をしている人が多いな、ということでした。
「あんステフェス横浜公演の会場周辺は治安が悪い」と前々から叫ばれていますが、それだけの理由で物販を離すようなことをするでしょうか?何かほかに運営上の理由があるのではないでしょうか?
と、いうことで「なぜこの対応になったのか?」という視点から考えてみようと思います。
横浜市立文化体育館(以下文体)は、横浜市の持ち物です。このことから、
横浜市から利用上の規制がかかったのではないか?という仮説を立てました。
しかし、文体はコンサートやライブ会場として数多くの実績を持っています。あんステに限って制限する、なんてことは無いかもしれない。そこで、過去の興行での物販状況について調べてみました。
さっと調べてみたところで出てきたのが、新日本プロレスとゆずのライブでした。どちらも少し古い記事でしたが、共通しているのがロビー物販であるということでした。
正式なデータが見当たらなかったのと、行ったことがある体感からの予測なので正しいことは言えませんが、文化体育館は屋外物販がそもそも禁止されているのではないか、と考えられます。
文化体育館の公式HPに載っている地図。敷地結構ぎりぎり。
ではなぜロビー物販が出来なかったか?
これは単純に場所が足りなかったからではないでしょうか。
今回のグッズラインナップは、種類も多いし今までの公演と違って一回あたりの動員
人数が桁違いです。おいておかねばならない在庫が通路を埋めかねません。
これに希望者がグッズ購入で行列を作ろうものなら、何台レジを置いても行列は切れず、最悪入場や後ろ扉からの出捌け演出に支障をきたします。
このことから、物販会場を別にしたことに関しては、比較的論理的な説明ができるのではないかと考えました。
…ここまでが9/19に考えていたことです。
しかし、冒頭に書いたように当日になって運営の見積の甘さが露呈しているなぁと改めて感じています。
どうせ買うでしょ?という態度が隠しきれていないような。
私は、2.5次元というジャンルに長生きしてほしいと思っていますし、そこから演劇をはじめとしたライブエンターテイメント市場がさらに活発化してほしいと考えています。だからこそ、今いる顧客を大切にしてほしい。
公演の度に何かしら荒れているジャンルに新しく手を出したいと思うでしょうか?
そう思えない人が多いのではないでしょうか?
既存顧客を大切にしないことには、新規顧客の獲得をしたところで、そのビジネスが長続きしないと思います。
公式HPで謝罪も出ていましたが、今後の運営がどう舵を切るのか見ていたいと思います。
あ、あとトレーディング商品売るなら交換ブース設ける文化作ってください。
それを作らずに野良化している人たちを追い出すなら、トレーディングで設けないでください。それは企業側の努力不足です。
参考資料(全て9/21最終閲覧)
あんステフェスティバル公式HP
https://www.marv.jp/special/ensemble_stage/index.html
横浜市立文化体育館HP http://yspc.or.jp/buntai_ysa/category/top
横浜市立文化体育館見取図
http://www.city.yokohama.lg.jp/shimin/sports/shiteikanri/2nd/file/zumen-buntai.pdf